「生きること」について一人一人が考えていく時間を、医師と生徒が作り出す

高齢者との同居や、高齢者と触れ合う時間が少ない子どもたちの数は以前に比べると多くなっています。それに伴い、昔であったなら高齢者が身近にいることで教えてくれた「いのちが生まれ、そして死ぬまで」のことを体験として知る機会が減少しています。
人はどのようにして生まれ、死んでいくのか。そして生きることはどういうことなのか。人それぞれの生き方があり、死に方があります。そのことを知るひとつの機会をもつことにより「生きること」を一人一人が考えていく時間が「いのちの授業」です。

一般社団法人栄樹庵では、「SHIGETAハウスプロジェクト」の一つとして、いのちについて日々考え続けている医師の協力のもと、小学校・中学校・高校において「いのちの授業」を行っていきたいと考えています。

「いのちの授業」賛同・協力医師

(50音順 敬称略)

内門 大丈
湘南いなほクリニック院長。一般社団法人栄樹庵 理事

占部 まり
内科医。一般社団法人メメント・モリ協会 代表理事。宇沢国際学館 取締役

大澤 誠
あづま会 大井戸診療所 理事長 。一般社団法人栄樹庵 副理事

佐々木 淳
医療法人社団悠翔会 理事長

繁田 雅弘
東京慈恵会医科大学 精神医学講座 教授。同大学 精神神経科 診療部長。一般社団法人栄樹庵 代表理事

遠矢 純一郎
桜新町アーバンクリニック 院長


ご興味のある方は、ぜひ下記までご連絡ください。
life@shigetahouse.org
TEL:0463−31−3089

内容について

目的

「生きること」を一人一人が考えていく時間をつくる。人は生まれてからは、成長しながらも、老いを経験していく。また、人生の中で自分や家族が病気になってしまうことや、自然災害に遭うことなど避けられないことがある。そうした中でも、自分の生き方を自分で考え、選んでいくことが大切であることを伝えたい。また、保護者や地域の方々にも見学していただき、生徒たちからの声を聞いてもらう。授業後に講師・ファシリテーターと話し合いをもつことで、保護者や地域の方々が今回の授業で感じたことや、自身がもつ不安や疑問などを共有し、お互いに考えていきたい。ひいては、住みやすい地域づくりを目指す。

対象

小学生・中学生・高校生(見学者として保護者と地域の方々)

授業時間

約50分から100分(1〜2時限分)。その後の、保護者や地域の方々との話し合いを60分程度。

場所

各学校

講師

医師(認知症専門医、小児科医、産婦人科医、訪問診療医など)。ファシリテータとして専門職(医師、看護師、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士など)が数名加わる。

授業のスタイル

自分ごととして考えるグループワーク形式。
以下は一つの例です。
① 講師(医師)紹介を動画にて行う(仕事をしている様子を動画で伝える)。
② 講師が自分が体験した事例を伝える。
③ この事例について、「自分だったらどうするのか」それぞれが考え、ワークシートに記入。そのシートをもとに、グループワークを行う。1グループ4〜5人程度。
④ グループごとに、どのような話し合いになったかを発表。
⑤講師から事例の続きを伝える(この事例の中の主人公が、自分の生き方として選んだことを伝える)。
⑥講師の話を聞き、自分の考えをワークシートに記入。そのシートをもとに、グループワークを行う。1グループ4〜5人程度。⑦グループごとに、どのような話し合いになったかを発表。
⑧講師が、自分の体験をもとに、まとめのスピーチ。

費用

継続していくためにも、最低限の謝礼と交通費を講師とファシリテータにお支払いしたいと思っております。ご予算もあると思いますので、ご相談させてください。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

今までの活動報告 2019年6月

今までの活動報告 2019年6月

世田谷区立富士中学校にて

2019年6月8日(土)、世田谷区立富士学校にて、「いのちの授業」を行いました。詳細は以下です。

日時

2019年6月8日(土) 
2時間目の道徳の授業(9時30分から10時20分)

場所

世田谷区立富士中学校体育館

参加者

1学年の生徒全員(約90名)

講師

佐々木淳さん
(医師・医療法人社団悠翔会理事長)

グループワークでのファシリテーター

遠矢純一郎さん
(医師・桜新町アーバンクリニック院長)
占部まりさん
(医師・一般社団法人メメント・モリ協会代表理事)
内門大丈さん
(医師・湘南いなほクリニック院長・一般社団法人栄樹庵理事)
村島久美子さん
(作業療法士・桜新町アーバンクリニック)
菊池友香さん
(株式会社ツクイ エリアサービスコーディネーター)
田中香枝さん
(社会福祉士)
羽田史子さん
(薬剤師)
鈴木希望さん
(医療法人社団悠翔会)
澤田航さん
(東京大学教育学部の学生)
*ゲスト:橋本ゆかりさん
(株式会社ユアパートナー)

授業について

佐々木先生の診療の様子を動画で紹介。その後、佐々木先生から体験としての事例を発表。「ガンになり、治療をすることがもう難しい段階となった方。その方は建築デザインの仕事を続けたいという思いがあり、病院でケアを受け続けるのではなく、自宅で仕事をしながら残りの時間を過ごすことを選択した」という話。この話についてグループワークを行う。いくつかのグループにファシリテーターが入り、子どもたちの声をつなげたり、拾ったりなど行った。最後に佐々木先生からのお話があり、終了。生徒たちは、本人の気持ちになったり、家族の気持ちになったりしながら、深く考えていった。

終了後、富士中学校高橋教諭からの一言:「この授業を通して、子どもたちの心にタネをまくことはできたのではないかと思います」


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